◇出演アーティスト


●寺尾紗穂

 1981年11月7日東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム「御身」が各方面で話題になり,坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」(2007)、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(安藤サクラ主演・2014)、中村真夕監督作品「ナオトひとりっきり」(2015)に主題歌を提供しているほかCMやナレーション、エッセイやルポなどの分野でも活躍。

 

 2015年3月にアルバム「楕円の夢」を発表。路上生活経験者による舞踏グループ、ソケリッサとの全国13箇所をまわる「楕円の夢ツアー」を行う他、2010年より毎年青山梅窓院にてビッグイシューを応援する音楽イベント「りんりんふぇす」を主催。

 

 著書に『評伝 川島芳子』(文春新書)、『原発労働者』(講談社現代新書)、戦前のサイパンに暮らした人々に取材した『南洋と私』(リトルモア)などがある。現在は本の雑誌社ウェブにて「私の好きなわらべうた」、平凡社ウェブにて「山姥のいるところ」、「すばる」(集英社)にて「あのころのパラオをさがして」、高知新聞にて「時には旅に」、資生堂花椿ウェブで「銀座時空散歩」を連載中。8月リリースの最新アルバム「私の好きなわらべうた」では、日本各地で消えつつあるわらべうたの名曲を発掘、独自のアレンジを試みている。

 

http://www.sahoterao.com/

 


●マヒトゥ・ザ・ピーポー

 2009年 バンドGEZANを大阪にて結成。作詞作曲をおこないボーカルとして音楽活動開始。2011年、沈黙の次に美しい日々をリリース。全国流通前にして「ele-king」誌などをはじめ各所でソロアーティストとしてインタビューが掲載されるなど注目が集まる。

 

 2014年、kitiより2ndアルバムPOPCOCOON発売。2014年には青葉市子とのユニットNUUAMMを結成し、アルバムを発売する。2015年にはpeepowという別名義でラップアルバム Delete CIPYをK-BOMBらと共に制作、BLACK SMOKER recordsにてリリース。

 

 また音楽以外の分野では国内外のアーティストを自身のレーベル、十三月の甲虫でリリースしたり、野外フェスである全感覚祭やZINE展を主催したりとボーダーをまたぎ自由なスタンスで活動している。

 

http://mahitothepeople.com/

 


●ソケリッサ!

 演出を行うダンサー・振付家アオキ裕キが「生きることに日々向き合う身体」を求め路上生活経験を持つ参加者を集めた活動。

 

 2005年よりビッグイシュー基金の協力のもとメンバーを募り、第一回公演「新人Hソケリッサ!」を2007年に行う。十和田市現代美術館、大野一雄フェスティバルに出演。慶応大学など学生へ向けての講演、寿町の幼稚園などにおいて子供たちへ向けたパフォーマンスまで多様な活動を行う。

 

 2015年にシンガー寺尾紗穂さんとコラボレーション、クラウドファンディングで 集まった寄付により日本全国13ヶ所でのツアーが実現。身体の記憶を生かした動きから。見える景色、路上生活経験の身体による芸術活動の展開は、社会性を含んだ幅広い可能性を持ち大きく注目されている

 

http://sokerissa.net/

 


●原田郁子

 1975年福岡生まれ。1995年「クラムボン」を結成。歌と鍵盤を担当。バンド活動と並行してソロ活動も行っており、これまでに『ピアノ』『気配と余韻』『ケモノと魔法』『銀河』、4枚のソロアルバムを発表。

 

 2010年5月には、妹らと吉祥寺に多目的スペース「キチム」をオープンさせる。昨年で結成20周年を迎えたクラムボンは、メジャーレーベルを離れ、自身のレーベルより、流通を通さず、ツアー会場のみで販売されるミニアルバム『モメントe.p.』を発表。新曲を生演奏し、可能な会場すべてでサイン会を行う、初の完全「手売りツアー」を開催した。

 

 現在、公式サイトではCD販売店を募集しており、ジャンルを問わず150以上の店舗が取り扱うなど、ユニークな広がりを見せている。

 

http://www.clammbon.com/

 


●知久寿焼

 1965年2月10日埼玉県川口市生まれ。ギター、ウクレレ弾き語り。地味なテンポでさびしい歌ばかりうたう。

 

 2003年バンド「たま」解散。へっぽこオーケストラバンド「パスカルズ」ウクレレ、口琴担当。

 

http://www.officek.jp/chiku/

 


●二階堂和美

  天真爛漫~自由奔放というイメージから神秘的、叙情的、そして時には狂気(!)な雰囲気までも併せ持つシンガー。大所帯から小編成まで、どんなスタイルでもブレない歌のタフさが、ミュージシャンから子ども、巷のおばちゃんまで、幅広い層から愛されている。

 

 2004年に地元広島へ居を移し、現在までに単独作として12作品を発表。中でも全曲を作詞作曲した2011年発表の『にじみ』がきっかけとなりスタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』の主題歌(「いのちの記憶」作詞作曲・歌唱)へ起用されるなど、広く知られるところとなるが、当該曲のイメージだけでは、とうてい収まりきらない音楽のふり幅、ライブでの圧倒的なパワーは必見。

 

 現在放送中の「サッポロ一番」のCMでは歌唱とナレーションを担当。地元では、市のイメージソング制作や、中国新聞でのエッセイ連載など、地域に密着した活動も展開中。初となるライブDVD『二階堂和美 歌のパレード ?いつのまにやら15年?』がライブ会場限定で発売中。

 

http://www.nikaidokazumi.net/